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北京旅行記② ~観光編(前半)

 

 

 前回に引き続き、北京5泊6日の研修旅行でのリアル北京事情について書こうと思います。
実質、後半1日半の自由行動という弾丸観光ではありましたが、ろくに調べもしないでいった割には効率良く回れたのではないかと思います。
 朝、6時過ぎホテル出発。
ホテルでタクシーを手配し、故宮を望むベストポイント「景山公園」を目指します。
瑠璃色の甍が連なる壮大な故宮の全景を望めるスポット。ひたすら頂上を目指し、間に合いました!
北京の摩天楼から昇る朝日。同じ太陽なのに日本より大きく感じたのは気のせいでしょうか?

まだまだこれから発展する中国、パワーを感じます。そして、朝日を浴びて輝く故宮。
東には太陽、西にはまだほんのり月が。。古代中国哲学の基本であり、中医学の思想基盤ともなっている、陰陽。
中医学を一緒に学んだ仲間と一緒に最高の瞬間に立ち会えたことはとても感慨深いものがありました。

 

  天安門を目指して、バスを探していると、おじさんが全くわからない中国語でこのバスだと親切に教えてくれます。

初めてのバス。ドキドキでしたが、現金で普通に乗れました。案外中国の方親切なんですよね~。
で、地図を確認しながら乗っていると、ムムっ。天安門から徐々にはなれていく気配。頼みますよ~、おじさん♪
朝ごはんも食べていなかったので、王府井(ワンフージン)で降りることに。

 

 王府井は日本でいう銀座のようなところ。大型店が連なる北京一の繁華街。研修2日目に一度夕食後途中でバスをおろしてもらい、観光がてらぷらっと。ポリスも至る所で警備しているので、治安はかなりいいです。バスの乗り方もよくわからずに皆で30分かけてホテルまで歩いて帰ったのもいい思い出です。

 
 せっかくなので、”犬も食わない”という変わった店名をもつ、中華まんの老舗「狗不理包子」で朝ごはん。
中華まんセットを頼むと、セルフでおかわり自由な粟粥がついてきます。1セット約50元。一見安そうですが、王府井価格ですね。
アツアツの中華まんを食べて満足したところで、天安門へ向かいます。

 今度はドキドキ初体験の地下鉄。地下鉄乗る前に、飛行機乗るときのような手荷物チェックがあります。各駅に4人係の人がいるとして、全駅に配置。いったい人件費いくらかかっているんだろうか気になります。。で、気軽にペットボトルなんて持っているといちいちチェックされます。没収はされませんが。。

 

 電車に乗ってホッとしたのも束の間。もしかして逆の電車に乗ってしまった??

日本では次の駅を案内表示すると思いますが、北京の地下鉄では路線図の全駅にランプが付いていて、過ぎた駅はランプが消えていく仕組み。言っている意味、わかりますかね? 普通日本だったら、過ぎた駅にランプが付いていそうな気がすると思います。

発想が真逆なんですね。。過ぎた駅のランプが消えていくという。一瞬、逆方向に乗ってしまったかと思い焦りました(-_-;)

 

 そんなドキドキの地下鉄を降りて、天安門入り口に行くまでにまた長蛇の列。今度は身分証明のチェックで、我々はパスポートを提示。ちゃんと携帯していてよかったです。
人、人、人、、、いろんな国の観光客でごった返していました。
一通り写真撮影をして、前門へ向かおうと、人民大会堂側の地下道を行こうとしたら、閉鎖されているではありませんか。

 

 

 
 ちょうどその時、黒塗りの公用車が人民大会堂へ。空砲が数発。
安倍首相が中国訪問しているというニュースは耳にしてはいましたが、まさかその瞬間に出くわすとは。ちなみに、中国ではどのテレビも新聞も全くニュースとして取りあげておらず、帰りの飛行機で知りました。。両国間の温度差が。。
天安門広場、人民大会堂には、日本国旗が掲揚されており、セレモニーをやっているのが見えました。
 しばらくすると、セレモニーが終わったのか、大型バスが10台ぐらい去っていきました。案外引き際はあっさりしたものです。
  

 

 我々も移動することに。

中国国家博物館側の地下道へ回り、歩いて正陽門(前門)へ。

 

地下鉄の駅名にもなっている前門は、明清代の北京内城の正門で皇族の専用門だったそう。ちなみに、この門は1900年に一度焼失しており、レプリカです。

 

 
 紫禁城(現故宮博物館)に出入りする役人や料理人が、物や食品を調達する門前街として栄えた歴史をもつ前門大街。
2008年のオリンピックを期に、オールド北京を再現した新観光スポットとして生まれ変わっています。
レトロな街を散策してランチタイム♪
だいぶ長くなってしまったので今回はこの辺で。