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名医はどこにいる?

 

 

 先週末、ホリスティック医学で著名な
帯津先生の「がん患者のための養生塾&いのち学」
という合宿に参加してきました。

 この養生塾は2000年頃から全国各地で開催されていて、
今回は長野県の飯綱高原にある水輪というところで開催されました。
(この水輪も素晴らしい場所で、こちらもまた改めてご紹介したいと思っていますが。)

 ホリスティック医学を一言でいうと、
人間をまるごと(体 Body、心 Mind、命 Spirit)全体的にみる医学。

 まさに私が目指したいもの。
西洋医学のお医者さんでこんな思想を持った方がいるなんて心強いです。
 
 1500年くらい前の中国の医学書に、このような格言があります。
「上医医国、中医医民、下医医病」
(上医は国をいやし、中医は人をいやし、下医は病をいやす)

 当時の中国の事情と違うとは思いますが、
今に置き換えると、こんなところでしょうか。

 上医は、医師として思想を持った人。
 中医は、患者さんと向き合って治療する人。
 下医は、病気だけをみて治療する人。

 ずっとずっとお会いしたかった帯津先生はまさにこの上医だと思います。
実際にお会いしてみると、飾らないお人柄で自然と人が集まってくる理由が
よくわかる気がしました。

 医療は、人間としての尊厳をサポートするものであるべきだともおっしゃって
いましたが、特にがん治療の現場で、この人間としての尊厳を踏みにじられる
ことが何と多いことか。
 上医はかなわなくても、せめて中医に診てもらいたいものです。

 もし偶然このブログに辿り着いた方で、ご自身やご家族がガンになって、
何とかしたいけれど誰にも相談できずに悶々としている方がいらしたら、
是非一度この養生塾にご参加されることをお薦めします。
おそらく道が開けると思います。