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未病カフェってどんなとこ?

 

 

 先日、原宿にある未病カフェ(BROOK'S ME-BYO cafe)に行ってきました。
あのドリップバッグコーヒーで有名なBROOK'Sのコンセプトショップです。

 行ってみた感想はというと、、、
グルテンフリー、オーガニックなフードメニューを取り揃えていて、
ベジタリアンやヴィーガンにも対応した、
健康意識高い系お洒落カフェといった感じでしょうか?

 1階とB1階がありますが、断然B1がおすすめです。
カウンター席、テーブル席、ソファー席、木のぬくもりが感じられ、
ゆったり落ち着くスペースが広がっています。
Wi-Fiもつながるし、ノマドワーカーにもおすすめですね。

   B1の片隅には、行政PRエリアもあり、ここで神奈川県が本腰入れて、
未病対策に取り組んでいることをはじめて知りました。

   以前の記事で、サラッと書いてしまいましたが、改めて「未病」について触れたいと思います。

      「健康」→「未病」→ 「病気」

中医学には、「健康」と「病気」の間に、
「未病」という概念があるというのは
先に触れた通りですが、もう少し踏み込んでみると。。

皆さんは、AとBどちらが「未病」だと思いますか?
A:自覚症状はないが、検査で異常が認められるもの。
B:自覚症状はあるが、検査で異常が認められないもの。


正解は、どちらも「未病」で、
放置すると間違いなく重症化します。

Aは西洋医学が得意とする分野で、
Bは東洋医学が得意とする分野になります。

もっと言うと、こんなのも含まれます。
C:自覚症状もなく、検査で異常も認められないもの。

  以前書いた、私の症状のように、、、

Cなんかも、東洋医学が得意な分野で、中医学を勉強すると、自分で気づけるようになるんです。
それはおいおいお伝えしていきますね。

  さて、この神奈川県の未病プロジェクト。
コンセプトを拝見する限り、Aだけを主眼においた構想(主に生活習慣病対策)とみてとれますが、
ぜひともBも加えた上で、全国展開していただきたいなぁと思います。

  ここで、他国事情を少し。
中医の授業の中で聞いた話ですが、
お隣中国の杭州という都市では「治未病センター」なるものができて、
そこでは未病の段階で、鍼とかお灸とか東洋医学的な療法が何と無料で受けられるそうです。
(ちなみに、中医では、未病を治すことを、「治未病」といいます。)

で、なんで無料か??
おそらくは、国をあげての未病ビックデータの蓄積だと思われます。
あと5年、10年したら情報の価値が出てくるのではないでしょうか。。

  これだけIOT、AIの目覚ましい技術革新が騒がれている昨今、
今後は、IOT、AIを使って何をするか? がカギになってくると思われます。

  日本も、是非とも、10年後、20年後を見据えた取り組みを始めてほしいものです。

  だいぶ話がそれましたが、いずれにしろ、
これをきっかけに「未病」という概念が広まることはいいことです。 
 
 原宿駅から徒歩5分の穴場スポット、
人ごみに疲れたら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?