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e-Tax利用促進なるか? ~ID・PW方式

 

  今年も残すところ、一ヶ月。
年が明けたら、毎年恒例の確定申告の時期ですね。

昨日、一日限定で丸の内の行幸マルシェ×青空市場に設けられた、IDとパスワードの出張発行コーナーへ申請に行ってきました。

ご存知の方も多いかもしれませんが、2019年1月以降、e-Taxでの確定申告に新たな方式(ID・パスワード方式)が加わります。
 
詳細は、e-Taxのホームページをみていただければと思いますが、
 
今までは、e-Tax(電子申告)を利用したい場合、事前に平日を使って税務署に出向き、マイナンバーカードの作成とe-TaxのID・パスワードの取得を行い、さらに自腹でICカードリーダーを購入しなければならない、、

という勤め人にとっては3重苦でしかない、マイナンバーカード方式しかなかったわけですが、いよいよ国税庁でも、電子政府実現に向けた取り組みの一環として、e-Taxの利用促進に乗り出したようです。

通常、確定申告するには、直接税務署の窓口に行って手続きをするか、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で作成した申請書を印刷し郵送するといった方法が一般的です。

私も年に一度の手続きですし、多少手間はかかっても郵送での確定申告を行っていたのですが、IDとパスワードだけで電子申告ができるとなれば、大助かりです。

ただし、「マイナンバーカード及びICカードリーダライタが普及するまでの暫定的な対応」という条件つき。
 
いまだ普及していないのにはそれなりの理由があるわけで、それなりの対策をとらない限りとても普及するとは思えず、、、
このまま「ID・パスワード方式」が定着してくれることを密かに期待しています。

 さて、実際に出張発行コーナーに行ってみると、お昼休みをずらしていったので、14時近かったでしょうか。
 
パソコンが置かれたエリアと書類を記入するエリア、それぞれ10〜12ブースほどありました。

最後尾のプラカードを持ったお兄さんのいるところにできている列に並びます。時間も時間だったこともあり、比較的すいていて、5人待ち(約10~15分待ち)。
 
即日発行したい場合は、そこにあるパソコンから必要事項を入力して、本人確認書類を税務署の職員に見せて、本人確認をしてもらえば完了。ID・パスワードが印字された「ID・パスワード方式の届出完了通知」がその場で発行されます。
 
後日郵送の場合は、住所、氏名、職業、電話番号、登録用のパスワードなどを紙の書類に記入して、本人確認書類を税務署の職員に見せて、本人確認。後日、記入した住所にID・パスワードが印字された「ID・パスワード方式の届出完了通知」が郵送されてくるという仕組み。

2週間ほどかかるそうですが、確定申告まではまだ間があるので問題ありません。

ちなみに、私は混雑緩和のために誘導していた後日郵送を選択しましたが、待ち時間もなく本当に5分程度で手続き完了しました。時間がない方は、こちらがオススメです。

登録するパスワードは確か8文字以上16文字以下の英数字混合だったと記憶しています。あらかじめ考えておくといいかもしれません。

 最近は、ふるさと納税や医療費控除特例のセルフメディケーション税制などで、会社勤めの方でも確定申告する機会が増えてきていると思います。

このID・パスワードの取得は年内できるようなので、会社の近くで出張発行コーナーが臨時で開設されるなどの情報をキャッチしたら、足を運んでみてはいかがでしょうか?