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ポルトガル旅行記②  ~ポルト/ギマランイス編

滞在3日目。

 

.ポルト(@ポルトガル)

商工業の中心地と栄えてきた、ポルトガル第2の都市。世界遺産にも登録されているポルトの歴史地区を散策しました。

 

●リブラリア・レロ(レロ・エ・イルマオン書店)
朝いちで向かったのは、「世界で最も美しい書店ベスト10」に選ばれたという、「リブラリア・レロ」。

1906年から現在の場所で営業している老舗の書店。外観もアールヌーヴォ様式で美しい。

10時の開店前からこの行列。。我々はファストパスで(笑)こういうときツアーはいいですね。

まず、「天国への階段」とも呼ばれている、店内中央のらせん階段を上がります。

なんとも言えない独特な雰囲気。ハリーポッターの映画に出てくる、魔法界の書物を扱う本屋さんとそっくりだとか。

でも、置いてある本は普通の本ばかり。日本のものもありました。

私も本屋(本)は大好きですが、さすがにこれでは観光客多すぎで落ち着けませんね(笑)

 

●ポートワイン
ドウロ川上流域で取れたブドウは、ポルト対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイヤに運ばれ、熟成されポートワインとなる。

次に向かったのは、ドウロ川沿いヴィラ・ノヴァ・デ・ガイヤにある、サンデマンという、ポートワインとシェリーの老舗。

「ワインセラー」を見学して、「映像」をみた後、試飲させてもらえます🍷

とろ~りとしたコクのある甘みが特徴のポートワイン。

作り方は違うけれど、貴腐ワインのような感じ?
これは、お料理に合わせるというより、食後のデザートワインですね。

重いし持ち込み制限もあるので、記念に5本入りのミニボトルセットとチョコを購入。

 

 

●ポルトの街並み(その1)
ワイナリー上空を行き来するゴンドラに乗り、ドン・ルイス1世橋を渡ります。

ドン・ルイス1世橋は、エッフェルの弟子により1886年に建造され、対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアとの高低差のある街を結ぶ、鉄のアーチが美しいポルトのシンボル的存在。

ゴンドラから、ドン・ルイス1世橋からと素晴らしいポルトの街並みが楽しめます。

 

●ポルトの街並み(その2)

壁にポップな絵やアズレージョが描かれていたり、お洒落な街です。微妙に坂が多いのが印象的でした。

 

先ほどワインセラーを見学した、ドウロ川の南岸、現在のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアは、ローマ時代にカーレ(Cale)と呼ばれる州であった。そして港(Portus)の役割ももっていたので、ポルトゥス・カーレと呼ばれた。これがポルトガルの語源となったとか。

 

 

 

●サン・べント駅
そのまましばらくいくと、ポルトの玄関口、サン・ベント駅に辿り着きます。

ポルトにある鉄道駅は、特急・急行列車が発着するカンパニャン駅と、市街地にあるこのサン・ベント駅の2つ。
 
4面とも見事なアズレージョが描かれていますが、実際に使われている駅です。
駅を使う人なのか、この見事なアズレージョを見に来ただけなのか、、かなり混雑していました。

 

 

 

●サン・フランシスコ教会
残念ながら、写真NGだった、サンフランシスコ教会。14世紀に建造された修道院付属の教会。

当初はゴシック様式だったが、17世紀にバロック様式に改装された。

教会の内部は、ターリャ・ドゥラーダ(金泥細工)と呼ばれるバロック装飾が施されている。
大航海時代の繁栄を思わせる、ひたすらゴージャスな教会。

ブラジルから持ってきた250kgもの金が使われているとか。

それにしても、アメリカのサンフランシスコはここから来ているか、、、
坂が多いのも似てるかも。。

 

 

 

●バカリャウ(干しダラ)づくし
昼食は、干しダラのコロッケ。(よく前菜で出てくる)

かなり大きめの干しダラのフライ。

そして、デザート。これはアイスだった。ほっ。

そろそろ、このサラダ、メイン、デザートの3点セットにちょっと飽きてきた頃(笑)
 
 
ポルトから約1時間、ギマランイスへ。

 

 

3.ギマランイス(@ポルトガル)
午後は、世界遺産にも登録されているギマランイスの歴史地区を散策しました。

●ギマランイス

初代ポルトガル国王アフォンソ・エンリケス生誕の地。

アフォンソ1世は、1110年にこのギマランイス城で生まれ、塔の上からは、ギマランイスの街並みが一望できる。

街の入口の壁には「ここにポルトガル生誕す(AQUI NASCEU PORTUGAL)」とかかれていたり、旧市街はゆかりの史跡も多く、のんびり自由散策。

ノッサ・セニョーラ・ダ・オリベイラ教会で、偶然結婚式に出くわす。ロマネスク様式とゴシック様式が混じった教会。

教会前のこのアーチは、ムーア軍を打ち破ったサラードの戦いの勝利を記念して、1342年に造られたそう。

アーチが完成するとき、教会前にあったオリーブの幹が突然葉を出したという伝説をもとに、「オリーブの樹の聖母教会」と呼ばれるようになったとか。

待合せ場所のオリーブの木にこんな伝説があったとは。

 

 

 

●ローストチキン
夕食は、干しダラのコロッケつきのサラダ、かなりボリューミィなローストチキン。
そして、デザート。やさしいお味のマッサァン・アサーダ(焼きリンゴ)。