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写経の力はいかほどに?

 

 

 最近巷で流行っている写経。
書いただけでも心が落ち着くなど十分効果はあると言われていますが、続きがあるのをご存知でしょうか?
 
写経したあとの処置も大事で「埋める」「流す」「燃やす」と、先祖供養になると。

父の新盆にこの話を偶然ある方から聞き、早速やってみたことをふいに思い出しました。

ちょうど、山で滑落する1ヵ月前に、いつもとは違う行動をとっていたことを。。。

 般若心経を3枚複写し、
     お墓参りの際に、
           1枚は土に埋め、
               1枚は水に流し、
                   1枚は火で燃やす。

これをやったから無事だったのか?
やらなかったら、大怪我してたか?
はたまた、死んでいたか?
 
 やらないという選択はしなかったので、
何とも言えませんが、レスキュー隊を呼ぶほどの滑落をしながら、無傷だったのは、
やはりご先祖様に守られていたのかなと思います。


 ちなみに、写経するということは、お経という形に替えて、自分自身を半紙に書き記しているということになり、
その人の思凝り、因縁の気が染み込まれていると言われています。

 書いたものを地球上の、土、水、空気に染み着いている因縁、執念と結び合わせて浄化することを「三気の処置」と言うそうです。
 
 このやり方に関しては、橘香道先生という方が編み出された、きちんとした
般若心経の書式と作法があるようなので、よかったらネットで調べてみてください。

・命の波動である炭素6と水素1の波動が筆先を通じて半紙に書き記されていることになるから、水から墨にすって筆で書く。
 ← ボールペン、筆ペンNG。

・「縦14字(トヨウケ)× 横19行(トコタチ)」=266文字がピタリと収まり、生命力を発現する。
 ← 多くのお手本はそうなっていませんが、空海もこの様式で書いていたそう。

などなど、ナルホドと思うことも多々あり、勉強になります。
作法と様式をしっかり守らないと得られる功徳も意味をなしません。。

なんて、厳しいことも書かれていますが、
個人的には、形式はさておき、
心持ちが一番大事なのではないかと思います。

 日頃忙しくされていて、久しくお墓参りも行けていないなぁ、、という方、

お盆のこの機会に、ご先祖様を偲びつつ、感謝と供養の気持ちをこめて、
心静かに写経なんていかがでしょうか?