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座禅初体験 @全生庵

 

 

 先週末、座禅体験をしてきました!
瞑想は日常的に取り入れているものの、座禅は今回がはじめて。
日本人としては、やはり座禅も気になります。しかも、会社の自己啓発の研修で。。
 
 最近、GeogleやAppleといった名だたる企業の研修でマインドフルネスといった瞑想が取り入れられていますが、いよいよ日本の企業でもこういうものを取り入れるようになってきたかと思い、早速申し込みました。
 
初回募集だったこともあり、そんなに申し込む人はいないだろうと思っていたのですが、フタを開けてみると、当選確率10倍の激戦。参加できたのは超ラッキーでした!!

「ココロを落ち着けるにはどうしたら良いか?」
案外きっかけがないだけで、興味を持っている人は多いようですね。

 場所は、谷中の全生庵。
以前文京白山に住んでいた頃、日暮里にいる友人宅に遊びに行くのに自転車で何度も通った道沿いにありました。その頃は存在も知らずに素通り。ご縁というものは不思議なものです。

この全生庵は、勝海舟、高橋泥舟とともに「幕末三舟」と呼ばれ、禅・剣・書の達人でもあった山岡鉄舟ゆかりのお寺。

明治時代に建立と比較的新しいお寺ではあるものの、実は歴代首相、政界人も訪れる有名なお寺のようです。
 
宗派は臨済宗。
(開祖は栄西禅師。と習った気がしましたが、臨済宗の公式サイトを見ると、正確には白隠禅師だそう。教科書は正しくないと。。今更ながら、新事実発見!)
ちなみに、座禅を組む宗派は、他に曹洞宗、黄檗宗などがあります。

 はじめに、住職のご講話を頂きます。
非常にわかりやすいご講話で、目に見えない世界のことを上手く表現されていました。
 
講話の中での質問。
 
「ココロはどこにありますか?」
 ハート♥️  心臓あたりを押さえてみたり。。
どこにあるかと聞かれるとどこにあるんだろう???  
 
カタチのないもの。。。
 
この実体のないココロによって、我々の行動が左右されている。
なんだか不思議な感じがしませんか?
 
約一時間程の講話ののち、いざ座禅。
 
●ポイントは、姿勢と呼吸。
座禅のしきたりに従います。
足の組み方:結跏趺坐、半跏趺坐。
手の組み方:法界定印。
できたらいいに越したことはないのですが、膝悪いので普通のアグラで失礼。
 
●目はつぶらずに半眼で。
ここは瞑想と違うところでしょうか?
 いろんな瞑想法があるので何とも言えませんが、、、
 
●で、ひたすら数息観。
 (1から10まで数え、また1に戻り繰り返す)
ここが一番違い目のあるところで、
  瞑想法によってもやり方が分かれます。
 
詳しい座禅の仕方は ⇒ 臨済宗公式サイトへ
止静鐘(しじょうしょう)の合図とともに、座禅がはじまります。
 20分✖️2セット
 
1セット目は、あっさり終わってしまったので、2セット目は半眼だけは死守して、こっそり瞑想バージョンで座禅組んでました(笑)
 
個人的には、数息観は10まで数えたら1に戻らなくてはいけないので、そのことに集中して雑念が浮かぶ余裕はないけど、無心になるというか、自分の内側に入っていくのは厳しいなあと感じました。
 
研修自体、初心者向けなので、座禅にも更に先の段階があるのだと思いますが。。
 
あと、自分の内側に入るのが難しいなあと思った決定的な理由が、、、
 
座禅と聞くと、姿勢が悪いと棒で叩かれるというイメージありませんか?
 
あの棒は、警策(きょうさく)といい、座禅中に眠くなったり、集中できなくなったりしたときに、自分から合掌して励ましをいただくものだそうです。
 
何ごとも経験、私も一度だけ受けましたが、音の割には痛くなかったです(笑)
参加者ほぼ全員が受けていたような。。しかも、二度受ける人まで。。
どんだけ喝を入れて欲しいんだか、もはや職業病ですね(笑)

警策の音がなりやまず、静寂が訪れてたのは実質何分くらいだったでしょうか、、
いずれにしろ、「ココロを落ち着ける」という意味においては、充分効果はあると思います。
 
ここまで読んで、興味を持たれた方♪
この全生庵では、一般向けに座禅会、写経教室なども開かれているようですので、是非ネットで調べて足を運んでみてくださいね!